火災について+木造建築は燃えやすい?

新築や中古を購入する時、リフォームされる時には火災についても色々と考えたりしますが、

 

まず火災について考えなければならない事は、出火させない事ですよね

 

出火させない為に家創りに出来ることは、建材、設備機器からの出火原因を

 

減らすことを考えます。

 

・出火原因を減らす  

 

・万が一の出火に、防火構造で火災に強くする 

 

・消化器等置いておく

 

・避難出来ない様な間取りを避ける 

 

家庭からの火災の原因の一番は何だと思いますか?

  

  第1位がコンロからの火災です。

  2位は放火

  3位はタバコ  です。 

 

  今のガスコンロは一定の温度に上がると

 

  自動消火する機能が付いている物が有り

 

  昔の自動消火機能の無いコンロも含みますので

 

  消火機能付きの発生件数までは分かりませんが

 

  私は、いつも消火機能付きをお勧めしています。

 

  

  

  消火機能は、ガスコンロの3ッ口全てに付いている物もあれば

  

  1つしか付いていない物も有ります。

 

  出来れば安全のため、

 

  3ッ口全てに付いている物を選択していただきたく思います。

 

  具体的にどんな機能かと申しますと

 

  ガスコンロから鍋を離すと弱火になり1分後に消火する

  鍋を置かないと点火しない

  250℃以上温度を上げない

 (ほとんどの天ぷら油等の出火温度は300℃以上です。)

 

  煮こぼれや風などで火が消えたら立ち消え安全装置が感知して

 

 ガスを自動的に遮断し電子音で知らせます。 

 

  等々です。

 

   ちょっとまって下さい。

  

  実は、コンロだけ気を付けても駄目なんです。

 

  えっ、、、どうして  自動消火だけでは駄目なんですか?

 

 調理器具、鍋やフライパンによっては自動消火器が意味の無い物になってしまうのです。

 

  それは、調理鍋等の素材が大事!なんです。

 

  鍋に何も入っていない状態でから焼き、してしまった場合

 

  調理鍋の素材によっては、200℃までの鍋の温度上昇が

 

  チタン(約24秒)  鉄(約50秒)  

 

  ステンレス(約155秒)  アルミウム(約180秒)  の4種類で

  

  油大さじ1杯入れた時で33~180秒と鍋の種類によって5~7倍の差があるのです。

  

  チタンの鍋(24秒)と鉄の鍋(50秒)の温度は、短時間で急激に上昇し

 

  過熱防止機能が作動しない事が有るのです。

 

  また、短時間でフライパンが赤熱化したり、変形したりする危険性があります。

 

  鉄の調理器具をお使いの方は多数居られると思います。

 

  少しの間と思ってもコンロの側を離れないことが大切です。

 

   別の原因として、ガスコンロの火に、うっかり着物に火が移ってしまった例も有るようです。

 

  幸せな生活の為、建築屋さんとして出来るだけ提案させていただきます。

 

  「 んん~ 」

   

  そう言われるとオール電化!と考えてしまいますが、

 

オール電化は初期費用設備機器が高くコスト面で避けたい、

 

大きな貯水タンクの設置も邪魔だし

 

実際火を使って調理したい、と言う方もまだまだ大勢いる様です。

 

電気使用料金は下がっても、全体的に光熱費に有利かというと

 

各家庭の生活スタイルによります。

 

IHクッキングの電磁波問題も未解決のところも有りますし

 

オール電化と大阪ガスのエコジョーズにつきましては、後日別のページで紹介します。

 

木材の引火温度  

一般的に、木材の引火温度は、260℃前後で発火温度は450℃前後であるが、

(引火温度とは、木材を火につけて、燃え出す温度)

(発火温度は、木材自ら燃え出す温度です。)

 

さて、実際に屋内で出火しました

 

まずは、備え付けの消火器で素早く迷わず消火しましょう。

 

いやいやそれどころではない、すぐに外に避難だ!

 

家族に大声で声を掛け合い、何も持たずとにかく避難だ!

 

すぐ消防署に連絡だ!

 

 そのころ家の中では何が起きているでしょう? 火種はじりじり勢力を増そうとしています。

 

燃える物が近くに有れば、10分もすれば500℃にまで温度を上げます。

 

通常の石膏ボード12.5㎜だと1,000℃の温度に15分間耐える性能が

 

有りますから、すぐに消防隊が駆けつければ、古い木造住宅の様に簡単に

 

倒壊しません。

 

私の携わる住宅には、普通の石膏ボードではなく

 

火災に強い強化石膏ボードを提案し、

 

火災に強い、人命を守る家創りの提案を目指しています。

 

  しかし、いくら耐火ボードを使っても

 

消防隊が来る迄に危険度はどんどん上がっています。

 

 その大きな原因は、家内の色々な物が燃えて行き

 

可燃性ガスを発生させ少しずつ溜まっていきます

 

 その可燃性ガスに引火すると、

 

爆発を起こして、1,000℃にまで一気に上がり勢いを増してしまいます。

 

これをフラッシュオーバーと言います。

 

  いかに耐火ボードを使っていても

 

フラッシュオーバーになっては多大な損害を受けることになります。

 

 防ぐ方法は無いのか?

 

 建築屋として提案出来るのは、不燃性の建材をなるべく選ぶ事をお勧めします。

 

 不燃材とは、加熱開始後20分間、1. 燃焼しない、

 

 2. 防火上有害な変形、溶融、亀裂その他の損傷を生じない、

 

 3. 避難上有害な煙またはガスを発生しないもの可燃性ガスをほとんど出さない建材です。

 

 不燃材、準不燃材、難燃材、と3階級有り、最も優れているのが不燃材です。

 

 内装材の、壁紙を不燃認定のクロスにしている住宅は少ないですが、

 

予算が合えば選択肢に入れても良いのではないでしょうか?

 

1メートル当たりのクロス単価でいうと+0円~500円と種類によって違いますが、

 

200円プラスと考えて

 

一建の戸建て15坪3階建てで全て貼り替えてもおよそ300メートルから400メートル

 

ですから6万円~8万円位のグレードアップになります。

 

全ての部屋にしなくても、キッチンとリビングだけと、予算に合わせて提案いたします。

 

カーテンも不燃認定品を使いたいものです。

 

 

ご用の方はご相談下さい。

 

くじらの家 長谷川へのメール  送信はこちらです。   

 

当社から、お客様へしつこい営業は一切致しません。

 

長文読んで頂き、いかがでしたでしょうか? 

是非、上記メール送信にて、ご意見を聞かせて下さい。

 

ありがとう御座いました。 

 

 

 


トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 火災について+木造建築は燃えやすい?

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.kujiranoie.net/cgi/mt/mt-tb.cgi/11

コメントをどうぞ






TOPPAGEサイトの最初のページへ  TOPページの先頭へ